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キッチンや水まわりのリフォームで失敗しない方法

お家の中でも、1年365日、毎日使うのが水まわりです。

  • お家の中でも、1年365日、毎日使うのが水まわりです。

    トイレを一度も使わない日は無いと思います。

    洗面を2~3日使わないというのは、旅行へ行っているときくらいでしょう。

    浴室もそうですし、キッチンにいたっては、毎日使いながら、一日の中でけっこう長い時間を過ごす場所だと思います。

    このようなキッチンや水まわりをリフォームしようとしたとき、今回お伝えすることを知っておいていただくと、いつまでも快適に暮らせるリフォームが完成すると思います。

    それでは、さっそくお伝えしていきます。


    1: 水まわりリフォームのトップは「キッチン」

    水まわりのリフォームは、概ね15~25年が変更のタイミングと言われています。

    これは、水まわりの設備が劣化したり老朽化したりすることで、ある日突然「お湯が出ない」というようなトラブルに遭遇する可能性が高くなるから。

    また、水まわりの設備は、年を追うごとに省エネ化していることが多いんで、古いまま使っているよりもリフォームすることで、毎月の水道代や電気代を抑えることにもつながります。

    このようなリフォームを考える理由があるのですが、このような理由以上に、

    「使い勝手」
    「気持ちいい環境」
    「快適な暮らし」

    を手に入れるために、水まわりをリフォームされる方が多いです。

    そして、水まわりのリフォームを考えたとき、一番人気があるのが「キッチン」。

    これは当たり前と言えば当たり前なのですが、キッチンはもっとも使う場所ですし、意外に居る時間が長い場所でもあります。

    ・暗いキッチン
    ・夏、暑いキッチン
    ・冬、極寒のキッチン

    このようなキッチンですと、快適に過ごすことが難しいため、家事をされる方からは「キッチンのリフォーム」という声が多いのもうなずけます。

    そこで、まずはキッチンのリフォームを失敗しないために、知っておいていただきたいことをお伝えします。

    キッチンは先ほどもお話しましたが「快適に過ごせる空間」にすることが必要です。

    「ちょっとくらいならガマンしよう」と考えがちですが、小さなガマンが少しずつ蓄積されると「大きなストレス」にもつながります。

    ですから、キッチンリフォームで快適性を目指してもらいたい。

    例えば、

    ・エアコンを設置する(これだけでかなり快適です)
    ・床暖房を入れておく(キッチンで団らんできて楽しいです)
    ・食器洗い乾燥機を導入(手荒れが少なくなります)
    ・収納スペースを見直す(届きやすい場所に戸棚を設置)

    また、家族構成を考えてキッチンそのものの配置を変更するというのもおすすめです。

    ・キッチンとの対面型
    ・従来の独立型
    ・おしゃれな感じで壁付け型

    最近では「対面型」が人気ですが、スペースが必要になるので、キッチンのスペースや家族構成を考えて選ばれると失敗が少なくなります。

    流行を選ぶのではなく、キッチンを快適な空間にすることを目指してください。

  • 2: 洗濯場は動線を考えると便利

    水まわりのリフォームで失敗しやすいのが「洗濯場」です。

    というより、どうも洗濯場は軽視されがちです。
    空いているスペースに「とりあえず作った」というところもあります。

    でも洗濯は、ほぼ毎日しますし、水気を含んだ洗濯物は意外に重労働。

    また、最近ではPM2.5や黄砂などの影響で、季節によっては外に洗濯物を干せないことあります。(花粉もありますね。)

    そこで、洗濯場のリフォームを行うときには、次の点を意識してもらいたいのです。

    ・洗濯場から外へ干しにいく動線を確認する(毎日のことですから、通りやすいのがいいですね。)
    ・洗濯場からつながっている場所に、室内干しの空間を作る(突然のお客様でも安心です。リビングに干していると大慌てになりますからね。)
    ・腰高でアイロンが掛けられると大変便利
    ・洗濯場とキッチンの動線がスムーズであれば、無駄な動きも減ってラクに暮らせます。

    洗濯場も他の部屋と同じで広さがあれば快適ですが、それ以上に、まわりの部屋との動線を意識してもらいたい。


    洗濯場で長時間過ごすことはありませんが、洗濯物を持って移動することは多いです。

    毎日が重労働にならないように、スムーズに動けるように考えてみてください。

  • 3: 浴室は洗面と脱衣場を同時に考えよう

    最近の傾向として、浴室リフォームではユニットバスが主流になっています。

    ですから、浴室をリフォームする場合に失敗しないためには、浴室だけではなく「洗面」「脱衣場」を一緒に考えてもらいたいのです。

    浴室にユニットバスを取り付けると、必然的に横の空間が脱衣場になります。

    そして、脱衣場の近くには、洗面や女性の方なら誰もがほしい「パウダールーム」を設置すると、水まわりも一カ所に集まりますし、お風呂へ入る前や入った後のスキンケアなどをゆっくり行うことができます。

    ちょっと前なら、浴室と脱衣場は隣同士。

    でも、洗面だけが少し離れているから仕方なく、お風呂上がりに脱衣場でスキンケア。
    こんなことも多かったと思いますが、浴室のリフォームをされるのなら、この3つのリフォームを同時に考えておくと、かなり快適なリフォームになるでしょう。

  • 4: 洗面とトイレは同時リフォームが効果的

    浴室のリフォームはまだだけど、トイレだけはリフォームしたい。

    そのような場合、考えて頂きたいことがあります。

    トイレや洗面など、お水を汲み上げ流す部分には、普段は目に見ていない「配管」が絡んでいます。 これは浴室もキッチンも同じです。

    ここがポイントで、トイレだけリフォームして、数年後に浴室をリフォームしてとなった場合、 配管関係の工事を2度、3度行うことになり、結果的に工事費用がかさんでしまうことがあります。

    また、一度に配管関係も含めてリフォームすれば、水まわりが極力一カ所へ集まりますから、今よりも快適に使いやすいレイアウトになる可能性もあります。

    同時に、家事での動線を変えることで、体への負担も軽減されることがあります。
    費用的な部分も含めて、洗面やトイレだけをリフォームしようと考えられた場合、一度リフォームの専門家へ、 他の水まわりを一緒にリフォームした方がいいのか」

    それとも「何度かに分けてリフォームした方がいいのか」

    あなたのライフスタイルの変化や、これからのライフプランを考えながら、相談してもらうのがいいと思います。

  • 5: 水まわりに共通するのは“掃除”のしやすさ

    最後に、水まわりのリフォームで共通するポイントをお伝えします。

    それは、掃除のしやすさ、です。

    水まわりは汚れやすい場所です。

    キッチンなら油汚れもあります。

    お風呂ならカビが発生する可能性もあります。

    トイレはどうしても汚れが残りやすいところです。

    毎日使っているとある程度の汚れは仕方ありませんが、できるだけ掃除のしやすい設備を選んでおかれると、長い目で見たとき、掃除という重労働がかなり軽減されます。

    サッと拭けばキレイになる。

    そんな素材を使った設備や床材を選ぶことも大切です。


    6: まとめ

    キッチンをはじめとする水まわりのリフォームは、誰もがやっておきたいと考える場所でしょう。

    でも、今回お話しましたようなポイントを意識せず、流行やデザインだけでリフォームをしてしまうと、使い勝手が良くなくてストレスが溜まることもあります。

    リフォームは快適に使いやすいものでないと、結局は使わないスペースを作ってしまっただけという残念な結果に陥ります。

    あなたにとって快適に暮らせる空間を作り出すことが、リフォームだと思います。

    今回のポイントを意識して、あなたらしいリフォームを完成させ、いつまでもお気に入りの空間で快適に過ごしてください。