東京都新宿区周辺での新築・改築・リフォームに関することは株式会社 内藤建設にお任せください。 安心と快適を、堅実さと軽やかなフットワークでサポートします。
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年齢と共に動きにくくなったり、立ち上がるのがつらかったり、少しの段差もつらいというお話を聞くことがあります。本人もつらいものですし、ご家族も安心できない状態では、これから先は快適に、そして安全に暮らすことはできません。特にお子さんなどは、自分の親に対して、・車いすが必要になったらどうしよう・介護用のベッドを置くならどうしよう・浴槽で滑ってケガをしないだろうか・冬の浴室でヒートショックを起こさないだろうか・トイレで転んでいないだろうか・玄関の段差で転倒することはないだろうかそんな心配をされていることが多いものです。 そこで今回は、親御さんがこれから快適に暮らすために、あなたも安心して過ごすために。家をリフォームすることで、驚くほど生活が楽になり、安心安全な環境を手に入れられる方法を紹介します。1: トイレのバリアフリー意外と足や腰の筋力が必要なのがトイレです。トイレは下半身から背中までの筋肉を使う「全体的な運動」が必要な姿勢になります。特に「和式」の場合ですと、膝と足首に負担がかかりますので、年齢が進むと「しゃがむ」「立つ」という動作だけで辛く、トイレに行くことが億劫になります。そして和式の場合、立ち上がるときに「いきむ」ことが多いため、その影響で「脳卒中」や「めまい」を引き起こすことも考えられます。そこでケガのリスクを減らす為にも、和式から洋式のトイレへのリフォームを考えましょう。 トイレは毎日使うところですから、ここが快適でないと暮らし全体に影響してきます。トイレを洋式にリフォームするとき、忘れてはいけないのが「手すり」トイレの壁面に手すりを付けておくだけで、しゃがむとき、立つときの不安が減ります。バー型のものやL型のものがありますので、設置できる広さや将来のことを考えて選んでください。また、車いすや杖をついてトイレに入ることまで考えておくなら、トイレの扉を引き戸にし、床の段差を無くしましょう。家の構造に左右されますので、必ず出来ることではありませんが、リフォームのときに相談してみる価値はあります。
2: 浴室のバリアフリートイレの次にバリアフリーを考えたいのが浴室です。 浴室は温度差や滑りやすさなど、危険が多い場所です。 少し前の浴室だと、コンクリートの壁にタイルの床という作りが多かったのですが、これは冬場に室温と浴室との温度差が広くなるため、ヒートショックを起こしやすい状態になります。 そこで浴室をバリアフリーにリフォームするときには・浴室換気暖房乾燥機を設置する・トイレと同じように手すりをつける・浴槽に入るとき、腰掛けてから入れるようにする・床は滑りにくいものにする・浴槽の底も滑りにくいものにするこのようなポイントを覚えておいてもらいたいです。また、浴室の掃除は簡単ラクにしたいものですから、コンクリートの壁やタイルの床をリフォームする意味でも、ユニットバスへ交換するという方法もあります。
3: サンルームの設置で快適空間を季節を感じて庭の景色は楽しみたい。 でも、段差があると「転倒するかも」という不安から外へ出るのはちょっと。そこで、おすすめなのが、屋外へ出るときの段差解消と見た目のおしゃれさを両立するのが「ウッドデッキ」です。リビングから屋外へ出る中間にウッドデッキがあれば、段差が少なくなります。また、ウッドデッキの部分に洗濯物を干すこともできますから、取り込みするときもラクになります。ウッドデッキに出ているとき、ご近所の目が気になるようなら、ウッドの目隠しやシェードを活用することで、自分だけのスペースを確保することもできます。また、リビングから突き出す形でサンルームを設置すると、季節を問わず快適な空間が手には入りますし、雨や花粉も気にならない空間が手には入ります。冬の寒いときでも、サンルームなら太陽の光がそそぎ込むので、いつでもポカポカと暖かですし、暖房器具とは違う自然の暖かさなので体にも負担が少なく健康的です。
4: 車いすでも楽々移動使わなければ一番うれしいのですが、いつかは必要になるかもしれません。それが「車いす」です。 車いすで家の中を移動しようと思うと、今まで気にならなかった部分が問題になります。・部屋と廊下を区切る段差。・手前に開くドア。・洗面所や流しの高さや、蛇口と手元との距離。特に2階へ上がることが大変になりますので、こういったことが起こることを知っておいてもらいたいです。リフォームしバリアフリーにするとき、よく入る部屋への段差を無くすことを考えておきましょう。 洗面所の高さや、台所の流しの高さ、車いすが入って洗い物ができるのかなど、こういった部分もご相談ください。また、車いすのまま2階への移動を実現したいなら、ホームエレベーターの設置が必要になりますから、家の強度などを調査する必要も出てきます。「今はまだ車いすは使ってないから」とは考えずに、「もし、車いすが必要になったら」 と考えてリフォームを計画されると、将来「よかった」と感じてもらえることでしょう。なかなかイメージしづらいことですが、過去のいろいろな経験から最適なご提案をさせていただきますのでぜひ相談していただきたいと思います。5: まとめ人は誰でも年齢と共に動きづらくなるものです。 5年前、10年前だったら気にならなかった小さな段差につまずくこともあります。 トイレで立てないこともあるでしょう。浴室に入るとき、足が滑ることもあるでしょう。だからといって、そんなことが起こるのを放っておくと、誰も幸せになれません。ケガをした本人も憂鬱ですし、ご家族も介護という慣れないことで、イライラが溜まるということも起こります。ですから、こんなことになる前に親御さんもご家族も、誰もが快適に暮らせる家にリフォームしておくだけで、これからも長く快適に安心安全に暮らせるのです。 私たちが楽しく自由に暮らせるのは、家族全員が健康だからです。その状態を少しでも長く続けるために、バリアフリーにすることで安心安全が手に入るのなら、今すぐ考え始める理由があることをご理解いただけると思います。一度に全部をバリアフリー化することは、費用や工事期間の都合で折り合わないかもしれません。ですから、少しずつ計画的に、安全を確保したい部分、快適な生活になる部分からリフォームを始めてほしいと思います。